食事制限を守らない患者さんの心を変えたのは?

食事制限を守らない患者さんの心を変えたのは?・・今日は、看護師Oさんのコミュニケーション事例をご紹介します。 「正しさで、人の心は動かない。人の心を変えるのは?」・・というお話です。

 

こんにちは。

自己対話力トレーナー
阿部朝子です。

 

 

今日は

「正しさで、人の心は動かない。
人の心を変えるのは・・?」

というお話です。

 

 

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受講生のOさんは、
看護師さんで

後輩を指導する場面も増え、

コミュニケーションや
問題解決スキルを高めたい・・

と受講されていました。

 

 

受講まもなく、
こう相談いただきました。

 

ある患者さんが、

週3回、人工透析で通院している
そうですが、

もう生きる希望が持てなくて

 

「別に透析なんて受けないで
死んでしまってもいいんだ・・」

と言い、食事制限も守らないの
だそうです。

 

 

でも、Oさんは、

透析は、苦痛で大変だけれど
がある限り、

たとえ少しの時間でも

楽しい・幸せ」と
感じる時間が増えるように
看護したいと思い、

 

患者さんにどう接したらよいか?

と悩んでいました。

 

 

 

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これまでの対応を伺うと、

 

・透析する大切さ

・健康の大切さ

・食事指導を守ると数値が
こうなって、もっと楽になるよ・・

 

といつも伝えてきたそうです。

 

 

でも、
コミュニケーションを学び

 

この言葉かけについて、

「生きたいと思っていない人には
届かない言葉だったんだな~」

とわかったそうです。

 

 

『正しさで、人の心は動かない』

本当にそうですね~と
しみじみおっしゃっていました。

 

 

そして、Oさんは、

コミュニケーション
変えていきました

 

 

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むずかしい実践では
ありません。

 

 

にこやかに挨拶し、

相手の話を聞いて、
受けこたえするのは、

これまでと同じです。

 

 

変えたことは、

一切、しい話をやめたこと。

 

つまり、

「食事制限、守れなかった
・・食べちゃった」

と聞いたら、

 

今までは、

「守らないとだめでしょう」

かくかくしかじか・・と
伝えていたのを

 

 

「あらら、食べちゃったの?
何食べたの? おいしかった?・・」

と、

とがめず、けとめ、
患者さんの気持ちに寄り添い

理解することを
優先していきました。

 

すると、

患者さんは、
食べちゃったことを、必ず
隠さず話してくれるようになり

 

 

そのうち、

「ホントはだめなんだよね」

と言うようになり、

 

 

ある日、

「あなたが怒らずに
聞いてくれるから、

ゆうべは、ガマンしようと思って
食べなかったよ・・」

言ってくれた・・というのです。

 

 

そして、

「あなたの笑顔が見たいから、
今日も来たよ・・」と。

 

 

Oさん、涙ぐんでいらっしゃいました。

 

 

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聴く・受けとめる

キホンのキホンです。

 

でも、

人の心を変えるパワー
計り知れません。

 

 

私自身も、またそれを実感した
素敵なエピソードでした。

 

どうぞ、参考になさってください。

 

 

☆自己対話力のスキルを学ぶと、
人とのコミュニケーションも変わります。

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