「泣くんじゃないの!」 と言われた子供はどうなるか?

「泣くんじゃないの!」と言われた子供はどうなるでしょう?
親の言葉かけの影響についてお話します。
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自己対話力トレーナー
阿部朝子(ともこ)です。
昨日は、
「泣くんじゃない!」という言葉かけ。
親の想いはわかりつつも、
マイナス影響がある可能性を
お話しました。
⇒ http://jiko-taiwa.com/2015/10/28/6skills/acknowlede-jishin2366
今日は、例文を参考に
子供にどんな影響を与えているか
考えてみましょう。
走って転んでしまい
泣いている子に・・
「男の子でしょ!泣くんじゃないの!」
↓ ↓
男の子だって、痛いものは痛いデス。
でも、こうして泣くことを
禁止されると
泣くのはいけないこと
と強く潜在意識に
インプットされていきます。
※感情にフタをするデメリットは
後で書きますね。
**
「だから、走るんじゃないって
言ったでしょう?」
↓ ↓
痛い思いをした上に 叱られては
ふんだりけったり・・
これを重ねると
親に対して反感を持つなど
信頼関係にひびが入りかねません。
次に転ばないよう
学びに変える言葉かけは
してあげたいですが
その場合も
痛みや感情が治まってからです。
**
「ほら、あっち見て!ワンワンだよ!」
↓ ↓
もう痛みが治まっている様子なら、
このように、意識を別のところに
向けてあげると、
気持ちが 切替えられて
いい面もあるでしょう。
が、
これも、
痛みや感情が治まってから
にしたいです。
人は皆、「わかってほしい」のです。
子供は、
「痛い」という
気持ち(感情・感覚)を
わかってほしい。
わかってくれないから
大泣き・長泣きするのです。
頭でそう考えて泣くのではなく
潜在意識が
「わかってよ~~!」と叫んでいます。
例文の言葉かけをすると
子どもは感情にフタをして
口をへの字にし、
泣かないようにガマンするでしょう。
(親の言うことは絶対だと思っていますから)
感情をガマンするデメリットは
・感情に感じづらくなること
と
・フタをした感情が、影響を及ぼすこと
感情はフタをしても
消えることはありません。
出して解放してあげない限り、
ずっと心の奥に残り、
大人になっても
影響してしまうのです。
明日は、
感情を出すことをガマンすると…?
「泣くんじゃない!」と
言われて育った人の事例を紹介しますね。
☆「泣くんじゃない!」が
一概に悪いとは思いません!
さっぱりと、切り替えられる面も
あるでしょう。
ここでお伝えしたいのは、
感情を出さないことの危険性なので、
ご理解いただければと思います。